Europe (Part2)


08/Jun/1999(Mon) Algeciras:SPAIN

朝Tangerからフェリーに乗ってSpainに戻ってきた。夜行でMadridを経由してBarcelonaを目指す。
さて夜まで暇なので、街をぶらぶらしていた。小綺麗な街だが、落ち着いた雰囲気。地図もないので、適当に歩いていたのだが...。若い女の子がタバコをくれと声をかけてきたが断わると、Spain語しゃべれるかと聞く。Noと答えるとFrance語はどうだと聞く。Noと答えると、英語はどうだと聞く。少しだけと答えると、Oh!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!といって踊りだした。そばで見ていた彼女の友達は笑っているが、ほっといて大丈夫なんだろうか...。


09/Jun/1999(Wed) - 15/Jun/1999(Tue) Barcelona:SPAIN

ここでは、日本人、韓国人専用宿と言うのに泊まりました。なんと一泊1000pts(約800円位かな)。看板もなく悪戯書きのように壁に「民宿」と書いてあるだけ。未登録の違法宿だとかなんだとか...。部屋はマットを敷いただけでみんなで雑魚寝状態。一つのマットに二人以上寝た日も...。トイレ、シャワーは一つしかなく、多い日は20人位泊まっていたので朝は大変だった。
ここの特典はオーナーが韓国人の老夫婦で、注文するとラーメンライスが600pts。思いっきりインスタントだけどキムチなどの小皿が4皿くらいつく。さらに豪華だとビビンパ1000pts(おいおいもう一泊できる)だ。これの大盛り(値段同じ)をたのんだら死ぬ程でてきた。お腹一杯で死にそうになったのは日本を出て初めてだ。

<- Ramblas通り。


16/Jun/1999(Wed) - 18/Jun/1999(Fri) Nice:FRANCE

ここを拠点にMonaco、Eze、Antibesを見てまわった。Cote d'Azurというやつですね。
すっかり顔と腕が真っ黒になって体と足が白いので焼かなくては。Niceのビーチは砂浜ではなく小石だったので、寝てるのは楽じゃなかった。綺麗な地中海を眺め、綺麗なおね〜ちゃんを眺め...。我慢すること4,5時間位だったかな。そこそこ焼けたかなというところで泳いでみたりもした。海の水は凄く綺麗で、ああリゾートしてるな〜といった感じだった。
宿に戻ってシャワーを浴びて気が着いたことがあった。去年の12月からのばしっぱなしの髪の毛は今耳をすっかり覆い隠し、前髪は口でくわえられるほどになっている。ふと鏡を見ると耳だけ真っ白でした。どっかでまた焼かなくちゃ...。

<- う〜ん、リゾートしてるなぁ。


18/Jun/1999(Fri) - 20/Jun/1999(Sun) Milano:Italy

ここで見たいものはLeonardo da Vinciの「最後の晩餐」とDuomoくらいだったので、のんびりと歩き回った。まず朝、「最後の晩餐」を見に行った。既に行列ができていたが、周りの人の話に聞耳をたてていると、どうやら基本的には予約がいるらしい。そして、その合間に予約のない人を入れているというのだ。当然列は全然進まない。とりあえず並んで後ろのAmerica人と世間話しをしていたが、1時間くらいで入れた。 その後も何度かゲートを通り、やっと辿り着く。1度に20人くらいしか見れない。 修復が終わったばかりとかで、見れるようになったばかりだそうだ。さっきのAmerica人に「ユダはどれだ?」とか聞いたり。修復に修復が重ねられ、オリジナルな部分は既に少ないとか。
宿に戻って同室の日本人に話したところ、彼は前日3時間並んだそうだ。どうやら俺はラッキーだったらしい。

<- Duomo。


20/Jun/1999(Sun) - 22/Jun/1999(Tue) Venezia:Italy

最近暑くなって来て大分食欲が出て来た。俺は結構昔から夏になると食欲が増して、太る傾向にある。だが、太ったかどうかはわからない。
さて、せっかくItalyだからスパゲッティくらい食べとかねば。日本では外でスパゲッティを食べることなどまずない。なぜなら大の御飯好きだからであって、家でスパゲッティが出てもそれをおかずに御飯を食べるほどだ。
Italyではスパゲッティは前菜のようなもので、レストランでスパゲッティだけを注文するのは失礼にあたるとガイドブックには書いてあった。素直な俺はう〜むそうかと言ったところだが、そうすると高くなってしまう。
ここVeneziaではゴンドラに乗るのを我慢したので、その分で思い切って食べようと言う気になった。スパゲッティとMilano風カツレツ、ミックスサラダ、パン...。 レストランに入って食べるなんて結構久しぶりかも。これはツーリストメニューと言って15000Lit(飲み物別)。日本円で1050円くらいかな。
これで思い切ったと言っているようじゃ、日本に帰ってファミリーレストランにも入れない。日本での社会復帰が危ぶまれる今日この頃だ...。

<- Ponte di Rialto。


22/Jun/1999(Tue) - 24/Jun/1999(Thu) Firenze:Italy

夜街をぶらぶらしていて、偶然あるポスターに目が止まった。とあるギャラリーでAndy Warhol展をやっているというもの。
Andyといえば、会社の俺のパソコンの壁紙、愛用のザウルスのオープニング画面に彼の作品を取り込んでいるのを知っている人が少しはいるだろう。
早速次の日の朝一番に行ってみた。今までいろいろな美術館で数点の彼の作品を見て喜んでいたが、数十点まとめて見たのは初めて。お腹一杯と言った感じだ。よくぞあのポスターを見付けた...。Book Storeでいろいろ買いたくなったが荷物になるので我慢我慢。
この日はSienaとPisaをはしごするつもりでいたが、これのおかげですっかり出遅れてしまった。それでもなんとかまわって宿に戻ったのは23:00くらいだったかな。Pisaの斜塔は思ったよりも傾いてました。はい...。

<- 傾いてますねぇ...。


24/Jun/1999(Thu) - 28/Jun/1999(Mon) Roma:Italy

髪を切って、Spain広場の階段でジェラートを食べました。うそです。
日曜日にサンピエトロ広場で正午に法皇様がお目見えするというので、この日まで来ていなかった。来年2000年の聖年に向けてRoma中で改築工事が行われていてここも外観は見れなかった。広場の前では法皇様を一目見ようと沢山の人が集まってた。神輿の行列もやってた。この神輿の上には子供が5,6人ぶら下げられていて、天使や悪魔の格好をしている。神輿の揺れで首がぐらんぐらんに揺れてしまっている子もいて大変そうだが、それでもにこやかに愛想を振りまいていた。健気だ...。
法皇様に引き続き、中を見学して博物館へ。最終日曜日ということで無料の日だ。.............が、午前中で閉館だった。とほほ...。仕方なく翌日行きました。
俺のRomaの休日はこんな感じだった。

<- いつからかは知らないがジェラート禁止だそうだ。


28/Jun/1999(Mon) - 01/Jul/1999(Thu) Napoli:Italy

"Should I buy?"
この日は同じ宿の日本人の女の子二人と一緒に市内観光の後Pompeiに行くことになっていた。朝になってAmerica人の女の子が一緒に行くと言い出し了承。彼女の名前はSelenaと言った。
市内観光中、Selenaは欲しいものが一杯あるらしく、いろいろな店に入って行く。一番欲しいのは、麻のパンツ。そこそこ気に入ったのを見付けて「買ったほうがいいかな?」。みんなで勧めてやっとお買い上げ。ところがしばらく歩くと、3本セットでもっと安くて気に入ったのを見付けてしまった。「買ったほうがいいかな?」。 結局買ってしまい、計4本お買い上げ。その後もお土産のおもちゃやらなにやら買う度に「買ったほうがいいかな?」。
その日の夜、宿に戻って食堂で、他の外人に買ったものを一つづつ取り出して得意気に見せているSelenaがいた。
お別れの時、Selenaは体を一杯に使って投げキッスを連発してくれた。American Comedyに出てくるような明るい女の子だった。

<- また何か物色中のSelena(青いDay Pack)。


02/Jul/1999(Fri) - 05/Jul/1999(Mon) Athens:Greece

"Where should we go?"
7/1の早朝にNapoliを出て、Brindisiから夜行のフェリーに乗り、IgoumenitsaからバスでAthensに着いたのはすっかり夜だった。バスの中で知り合ったAmerica人の男と一緒に宿探しをした。ダブルの部屋しか空いてなかったため一緒に泊まることになった。ダブルといっても2段ベッドがあるだけの部屋で、一人1600円とGreeceでは少々高めだったが、時間が時間だったのでしょうがない。
彼の名はMorganと言った。翌日の朝Morganと一緒にGreek Coffeeを飲みに行ってMorganがおごってくれた。その後は一緒に市内観光。だが、ひとつ見終わるとMorganは「次は何処行く?」と聞いてくるのだ。あらかた見終わってMorganが「次は何処行く?」と言った時に、俺は丘の上を指差し、「あそこ」と答えた。Lykavitosの丘だ。もちろんAcripolisの丘もよかったがどうしてもあの丘が気になっていたのだ。Morganはかなりまいってしまったようだ。まあ朝から歩き回ってたし...。平然としている俺にMorganは「殺す気か」と言いながら休み休み何とか登った。何かスポーツはしてないのかと聞くと、「昔はやったが今は喫煙者だ」と言ってた。
翌日の朝、Morganは出て行くことになり、一緒に朝のコーヒーを飲みに。前日隣のおやじが飲んでいた砂糖とミルクたっぷりのアイスコーヒーを俺がおごった。
「Good Luck」と言って握手をしてわかれた。

<- お疲れのMorgan。


05/Jul/1999(Mon) Piras:Greece

朝Athensで雑務をすまし、昼頃Pirasに到着。この日の日射しは猛烈で少々バテ気味。安食堂を見付けて御飯をたらふく食べて1,2時間歩いただけで、公園の木陰でひたすら休んだ。ここのハトは異常に痩せてるな〜なんて思いつつ...。唇の乾燥をおぼえ、スーパーにリップクリームを買いに。みぶりてぶりで説明すると連れて行かれたのは歯磨き粉のコーナーだった。2度目でなんとか分かって貰えたけど...。
22:00のフェリーに乗込む。安いチケットでは中のデッキには居られないのだが、出航してしまえば入ってもいいことになっている。だが、早々と乗込んでいたので外のデッキから移動するのが面倒になってそのまま寝てしまった。
この日はこんな感じでした。


06/Jul/1999(Tue) - 08/Jul/1999(Thu) Santorini:Greece

夜中に寒くて目を覚ました。寝袋を取り出してまた寝た。再び目を覚ましたのは6:30くらい。空は明るくなりはじめていた。丁度Santorini島の港に入るところ。切り立った崖の上には白い街と風車が見えた。
特に何を見るというわけでもなくFiraやIaの街を歩き回った。目に眩しいくらいの白い街と雲ひとつない空と、蒼い海、遠くには薄紫色に他の島が見えた。想像した通りのエーゲ海の島だった。
午前中歩き回り、午後はビーチへ。熱くなった体を海で冷やす。泳いだり、寝たり、本を読んだり...。夕飯を食べた後はぶらぶらとエーゲ海に沈む夕日を見に...。
そんなことをまる二日間してた。それでいいと思った。

<- こんなチャペルがそこら中に。


08/Jul/1999(Thu) - 09/Jul/1999(Fri) Mykonos:Greece

お昼頃この島に着いた。風が強い。そのせいかSantoriniではひとつしか見れなかった風車がここにはいくつもある。客引きのおねえちゃんにいつもこんなに風が強いのかと聞くと、「そうじゃなきゃボイルされちゃうわ」。日本語にすれば「ゆでだこになっちゃうわ」といったところだろうか。
翌日は一日ビーチにいた。ヌーディストビーチとして有名なSuper Paradise Beachに行こうかと思ったが、高台にある俺のとった宿のテラスから真下に見えるSt.Stefanon Beachへ。
昼食にMusaka(茄子と挽肉とチーズの重ね焼き)を食べて、日本を出る時に某先輩から餞別変わりに貰った本を読み返していた。沢木耕太郎の「深夜特急」だ。Asiaを横断してLondonへバスで行くといったお話で、旅行好きの人なら読んだことがあるだろう。ちょうど5巻目を読んでいた。彼がTurkeyからGreeceに渡るあたりだ。ここで俺と彼はスレ違ったことになる。彼もまたMusakaを食べたりしている。ルートは違うもののところどころ同じ街に立ち寄っている。街の様子や食べ物の話が手にとるようにわかり、また違った楽しみ方ができる。
夜中の2:00のフェリーでまた移動した。

<- 風で前髪が...。


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